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続:曇り

荒んでいる。こんなにも心が悲鳴をあげて体中が助けを求めているのは何時ぶりだろう。

あまりにも長すぎた時間に何度も体中を殴られては「許してください」と誰に向けているのかわからない謝罪が溢れる。

 

誰も何も悪くない。

それがどれだけ残酷であるかを痛感している。

一思いに責めることができたり、嫌えたり、一方的なエネルギーに身を任せて動けるならどれだけ楽だっただろう。

けれど此処に悪役はいない。

どこを探しても見つからない。

長い時間の間に、あまりにもわかりすぎてしまった。わかるから責められない。

 

そもそも、用意されていた土俵が適していなかったように思う。

私が上がれる土俵はそれじゃなかった。

長い時間の末に出た結論はこれしかない。

あの人が上がるべき土俵と、私が上がれる土俵がそもそも違ったのだから致し方ない。

こうでも結論付けなければ、気持ちのやり場がないというのが本音なのだけれど。

 

きっと今夏を私は一生忘れない。

こんなにも取り乱して人目も気にせず追いかけた時間は今までにないから。

体中が悲鳴をあげてもう無理だと何度も叫んでいたけれどただ唯一残った意地で立っている。

今もまだ、意地だけで立っている。

 

あれもこれもみんなみんな、叶わなかった。

叶えてきたことの方が少なすぎて笑えてしまうくらいに叶わなかったことが多い。

それでも、何も求めずにただ互いを求めあえていた時間が確かにあって、それだけは柔らかな宝物のように胸の中にしまっておきたい。

 

いつかまた、とまだ言えない私はいつになったら一歩踏み出すのだろう。

それでも両手に抱えられている様々な人々が私にはいるから、時間は過ぎていく。

今は常に過去であって、長かったあの日々は今も刻一刻と過去になっている。

 

私はどこへ向かうんだろう。

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