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晴れのち雨-便箋歌

タイトルはクラムボンから。こんな歌を捧げられたら幸せだろうなと思う。

 

毎年恒例行事である、新年2日目に父の実家に挨拶に行くという任務を無事終えた。挨拶という名の飲み会。昼から始まり22時過ぎまで続く。誰が見ても長い。ただひたすらに食べ、飲み、死んだ人の話をしたりする。私の親族が集まる場に何度か参加してご飯を食べている友人達は、「サマーウォーズの親族みたいだね」という。似ているといえば似ている。あの、ごちゃごちゃして、飲めや食えやみたいになっている感じ。ただ、非常に疲れるのも事実で、まずお昼を食しながら飲んで、疲れたらお昼寝をする。そして二時間ほど寝たら第二ラウンドだ。父方の親族はとにかく飲んで笑えればそれでいいみたいな集まりだと思う。そんな父の兄弟達はお酒に強いかと言ったらどちらかというと飲まれる人たちで、酔っ払うと陽気になる。なんなんだこの人たちは…と集まるたびに思う。お酒が入らないと真面目すぎるくらい真面目で、口数が少ない人たちなのに。何より、お酒を注いでくるペースが異常に早い。一種の格闘技かと思うほどに。そりゃあ飲まれるよ。今年も全員揃って何よりでした。

 

帰り道、駅からをタクシーで帰るところを私と長兄は珍しく歩いて帰った。長兄は昼から19時くらいまで日本酒オンリーで戦ったので酔いをどうにかしたかったらしい。1人で歩かせるのは何となく寂しそうだったので付き添った。何か重要な話をするわけでもなく、「日本酒オンリーは効くな」だとか、「親父酔ってたな」だとか。私と長兄は歳が離れているので幼少期に一緒に遊んだ思い出があまりない。私の幼少期には既に大きくなっていて、妹と遊ぶ歳では無かったから。それでも音楽の趣味や映画の趣味は長兄から影響を受けたものばかりだ。長兄の存在はいつも私を少し背伸びさせた。何を話したらいいのかわからなかった時期もある。今でも気を遣ってしまう。私はどちらかというと次兄との方が喧嘩をしたし、その分たくさん遊ぶようになった。けれど今日の夜道は互いにお酒が入っていたせいか、年齢を重ねた結果なのか、のんびりと話して帰った。居心地の悪さもなく、気遣いもなく、純粋に共に育った兄と妹として、そして1人の大人同士として、ただのんびりと歩いて、笑って帰宅した。そんな時間がとても嬉しかった。

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