読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

雨-そんなんだったら、自業自得よね

前世が来世を構築するシステムという面白いブログ内容を読んだ。期限は一年。
さて、前世の私は何を望んでこんな風に構築したのだろう。
恐らく前世の私は本好きの詩書きにでもなりたかったんではなかろうか。残念ながら健全で健康体だったんだろうなぁ。しかも病弱で神経の尖った気の狂った言葉しか紡げない不器用さに強烈な憧れでも抱いたのではなかろうか。
その結果、メンタルに害を全振りしてしまった感が否めない。
ねえ、もしもそうだとするなら前世の私よ。
人には想像力があるのだから、筆記力や文章力に振り当てた方が良かったよ。
いかんせん、メンがヘラッちゃうと言葉すら書けないからね。前世の私はそれだけ健康に過ごしていたんだね。それなら何よりだ。
君の選んだ来世である私は酷く困っているよ。


雨だ。今もパラパラと雨が屋根を打っている。
この音がとても苦手だ。この音がしているとなかなか眠れない。
昔から雨の音が苦手だった。早く、早く眠気よ来い。この音から早く逃げさせてくれ。
そわそわしてしまう。酷く。雨音が強くなればなるほど、何かしなければ、何処か逃げなければというよくわからない焦燥感に駆られる。
行ける場所なんぞ何処にもない。


そういえば旅に出たいな。一週間くらい。
荷物も最小で、リュック1つで。ふらりと。
夏にそれをやるつもりだ。何年ぶりだろうね。
目的も特に決めずに取り敢えず行き先だけ決まっている緩い旅。
知らない街の中を少し大きめのリュックを背負って歩いていると、何だか笑えてくるんだよ。
自分が異世界に飛び込んだ住人に思えて仕方ないんだ。
異世界は私に呼吸を上手くさせてくれる。
居場所など何処にもないけど好きに過ごせばいいよと冷たくあしらってくれるから楽だ。
誰も私を知らない。私も誰も知らない。
幾つかの電車を乗り換えてしまえばあちこちに泊まらせてくれる家があるから平気。
私、あの地にはたくさんの家を持っているの、という気分になる。
「私が見ないで、貴女の面倒を一体誰が見るの?」と言ってくれた友人を心から愛しているよ。そして続けてこう言ったんだ。
「一週間でも一ヶ月でも居てもらって私は困らないけどね」って。有難いね。
「我が家に来たらいいよ」と言ってくれる人が嬉しいことにたくさんいる。だから私は渡り鳥のようにふらふらする。
昔のように渡り歩けるかな。あの頃は体力があったからね。今はどうだろうな。
いずれにせよきちんと挨拶はしてこないとね。
普段からお世話になって居ます、これが私です。ってね。


予定とやるべき事が詰まってきた。
ちょっと余裕がない。これから私に割り振られる役割がとても多くなる。
私はひたすらPCと睨めっこ。そして入ってくる情報と、追加の資料と睨めっこ。
文章構成を考えながらあれやこれや。
これから一ヶ月半、私は健常の仮面を被る。
うまく外れないようにやっていこう。